ミステリ
新装版 頼子のために (講談社文庫) 作者:法月綸太郎 講談社 Amazon 読了日2018/03/24。 〈ミスリードを目的として書かれた手記〉というテーマに興味がある。本書ではそのようなトリックを用いざるを得なかった、犯人の葛藤に満ちた人間関係に焦点が当てられ…
野獣死すべし (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ニコラス ブレイク 早川書房 Amazon 読了日2018/07/03。 法月綸太郎『頼子のために』で言及されていたので読む。良作とも前半が子供を殺されて復讐を誓う父親の日記で、後半が真相解明パートという構成が共通す…
遠い接近 作者:松本清張 文藝春秋 Amazon 読了日2020/01/29。 作者自身の経験も踏まえた、微に入り細を穿った軍隊生活の描写が秀逸である。 上級の者は下級のものに向かい、聊かも軽侮倨傲の振舞あるべからず(中略)と勅諭のとおりに心がける者は、下士官以…
ガラスの城 新装版 (講談社文庫) 作者:松本清張 講談社 Amazon 読了日2014/02/16。 一流企業で起きた殺人事件を、女性社員二人の手記という体裁で描いた叙述トリックの傑作。「しょせん、女子社員は男子社員の事務補助にすぎない」「女子社員はつねに傍観者…
名探偵クマグスの冒険 (静山社文庫) 作者:東郷 隆 静山社 Amazon 読了日2013/03/20。 知の巨人・熊楠は突出したキャラクター性もありミステリにはうってつけの人物だ。他には古山寛原作・ほんまりうの漫画『漱石事件簿』が同じ英国留学時代を扱っていた。本…