シンポジウム「文学は生きているか ―断崖に立つ文学研究―」

  熊本県立大学文学部主催で興味深いイベントがある。
【日時】平成24年12月8日(土) 午後1時30分〜午後4時00分
【会場】熊本県立大学 中ホール
【内容】パネルディスカッション
〈コーディネーター〉半藤英明(熊本県立大学副学長)
〈パネリスト〉
  石原千秋早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
  平野有益(熊本日日新聞社前編集局長・新聞博物館館長)
  鈴木 元(熊本県立大学文学部日本語日本文学科学科長)
  五島慶一( 同 日本語日本文学科准教授)
  木村 洋(  同 日本語日本文学科専任講師)
  「そもそも大学に文学研究は必要なのか、教育として「文学」を教える意義はあるのか、必要であるとすればそれは何故か、研究者はそれを自身の責任において語れるのか。」(開催趣旨)より。PDFチラシhttp://www.pu-kumamoto.ac.jp/site2006/php/news/upfiles/H24bungaku-chirashi.pdf
  個人的に大学で文学を研究する必要はあると思う。文学に関する「常識」や「先入見」を、厳密な手続きによって検証し、文学現象に新たな光を当てる場というのは、そんな功利性を離れた、ある意味で悠長なことのできる場は、大学を措いて他にない。
  また、下の国際「草枕」俳句大会を覗いて思ったのだが、文学に対する需要はある。それを職業的に続けるかどうかは別として。