写真展 淋漓「rinri」

  「かね屋」はしばしばアートスペースとして貸し出されているらしく、昨日通りかかったらたまたま写真展をしていた。
  ダンサー白木聖子さんとフォトグラファー児島由季子さんのコラボレーション。タイトルの「淋漓」とは「血や汗がしたたる様」であり、展覧会のフライヤーには

日常の行き着く先で出会った/光と影の記憶
そこにいた 表現者の/鮮やかにも 血をまとった生き様に

闇の中で見た光を想う

という言葉が。
  夕食の買い物帰りで夜に立ちよったのだが、奥暗い縦長の町屋の、ところどころに蝋燭やライトが灯され、その揺れる明かりに展示された写真が浮かび上がる構成となっている。建物の崩れ加減と、写真のイメージがほどよくあいまって、なかなかいい雰囲気を出していた。
  さすがに二歳の娘はちょっと怖がっていたが。