この巻では、しみじみとした佳品が目立つ。特に清らかな感じのヒロインが多い。
「きりぎりす」(『新潮』1940・11)/「ろまん燈籠」(『
婦人画報』1940・12〜1941・6)/「東京八景」(『文学界』1941・1)/「みみずく通信」(『知性』1941・1)/「
佐渡」(『公論』1941・1)/「清貧譚」(『新潮』1941・1)/「服装に就いて」(『
文芸春秋』1941・2)/「令嬢アユ」(『新女苑』1941・6)/「千代女」(『改造』1941・6)/『新
ハムレット』(書き下ろし 1941・6
文芸春秋社)/「風の便り」(『文学界』1941・11、『文芸』11、『新潮』12)/「誰」(『知性』1941・12)/「恥」(『
婦人画報』1942・1)