北京で発行されていた『月刊毎日』熊本市内の古書店で発見

  以下は朝日新聞2016年1月6日の記事より。
http://www.asahi.com/articles/ASHDK6FCSHDKUCVL026.html

  第2次大戦末期、日本占領下の中国・北京で刊行されながら、存在が歴史に埋もれていた日本語総合誌が見つかった。タイトルは「月刊毎日」。確認された計8号に掲載されている大佛(おさらぎ)次郎、壺井栄らの小説13作、斎藤茂吉佐藤春夫らの詩歌には、新発見や後の作品の原型と見られるものもある。言論統制が敷かれる中、体制に批判的な作品や時局を直視する評論も載っていた。

 「月刊毎日」は1944年11月号から45年8月号まで、毎日新聞北京支局内の「月刊毎日社」が発行していた。立教大学石川巧教授(日本文学)が昨夏、熊本市内の古書店で45年1月号を見つけた。国会図書館などの国内の資料保存機関には所蔵されず、毎日新聞にも記録が残っていなかった。北京大学で調べると、45年5、6月号を除く8号分が現存していたという。(以下略)

  文中の「熊本市内の古書店」は、毎日通勤の時に前を通る所だったのでびっくり。店頭に「ここで発見されました」とあったのはおかしかった。内容は『新潮』2月号に掲載されている。

新潮 2016年 02 月号 [雑誌]

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