ひらのこぼ『俳句がうまくなる100の発想法』

 読了日2018/08/04。

 「裏返してみる」に始まり「なにも言わない」に終わる100の俳句の型はどれも実践的で、またそれぞれの例句と、そこに付された1~3行程度の鑑賞が簡にして要を得ている。「自分を眺めるときは別人になって」「自分の実感で詠む」「感じたことを、体の感覚に置き換えます」「詩的な納得があるかどうか」「俳句はすべて、なにかしらの発見」「俳句は断定の詩」など、合間に挟まれる句作の心構えも参考になる。