感想
苅部直・細谷雄一の対談「八月十五日に日本の安全保障を考える」(『週刊読書人』2014・8・15)を読んで違和を感じた。苅部氏は丸山真男の憲法九条理解について、表題で挙げた講演に触れて、次のように述べている。 そこでの第九条と前文に関する理解は、軍…
まだ読後感をまとめる余裕はないが、とりあえずメモ。山室信一「『満州国化』する日本」(『朝日新聞』2014・1・10)より。 岸と安倍さんは発想がよく似ています。2人とも多元的な勢力の存在が嫌いのようですね。権力が一元化されていないと、物事がうまく…
昨年亡くなった原田正純氏の著書。言うまでもなく長年にわたり水俣病に関わって来られた医師であり、市内の大手書店では、必ず氏の著書のコーナーがある。関西からこちらに越してきて、地元における意識の持ちようの強さを感じた。テレビのローカルニュース…
連休の22日には東京で「差別撤廃東京大行進」が行われた。 ヘイトスピーチ(憎悪表現)をはじめ、人種、国籍などあらゆる差別に反対するデモ「差別撤廃 東京大行進」が22日、東京・新宿で開かれた。約2000人が「差別をやめよう 一緒に生きよう」と声を…
土佐の自由民権家・植木枝盛の著述。 植木枝盛 - Wikipedia 早大法学部教授・水島朝穂氏の記事が興味深かった。 http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20070423.html 私達が「良政府」と言われて思い浮かべるのは、政治を任せっきりにしても構わないよう…
弁護士・宮武嶺氏のブログ「Everyone says I love you !」で、最近の教科書をめぐる無視できない動向が指摘されていた。自民党の「教科書法」は教科書の内容に直接介入するもので表現の自由、教育の自由を侵害する - Everyone says I love you ! 自民党の一…
ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)作者: 平野耕太出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2013/03/18メディア: コミック購入: 9人 クリック: 71回この商品を含むブログ (120件) を見る 平野耕太の漫画『ドリフターズ』は、志半ばで不慮の死を遂げたり消…
季題は「桜」。オーソドックスだけど、いざ作るとなると難しい。 入園日爺は桜も連れ帰る →助詞「も」が効いているとの評。 図書館の余熱冷まして白木蓮 →本好きらしい句とのこと。県立図書館前の風景ですね。 啄木忌隣で家を売る電話 →「○○忌」という季語は…
人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス (光文社古典新訳文庫)作者: フロイト,中山元出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/02/07メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 85回この商品を含むブログ (44件) を見る フロイトが1917年に書いた論文。原題は"Trauer…
東大入試に学ぶロジカルライティング (ちくま新書)作者: 吉岡友治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/06/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 28回この商品を含むブログ (7件) を見る 現代文、特に記述問題対策で参考にならないかと思い読む。タイト…